天使の翼を描いてみた

2022年3月11日金曜日

おえかき日記

こんにちは、桜花玲那です。



黒い翼を持つ天使のイラストを描いたのですが、天使の翼、すごく難しかったです。

とりあえずは自分で納得できるような感じに描けたのでよかったのですが、次に描くときにまた困りそう……

と思ったので、『天使の翼を描いてみた』と題して、ここに載せておこうと思います。


※アテンション※

  • 描きたかったものの関係で、翼の色は黒です
  • 元の絵のラフ画が出没します

以上、ご了承くださいませ。



こんな翼を描いてみました。

もっとフワフワなものも考えたのですが、描きたかったものの関係で、鷹を参考にキリッとしたフォルムにしました。



おおまかには、

①描きたい感じの天使の翼をざっと描く

②翼のだいたいの骨格を描く

③肉をつける

④風切り羽の大きさを決める

⑤細かく下描き→線画

 ⑥塗る

といった感じの流れで描きました。


描くときに参考にしたのは、

です。


1.描きたい感じの天使の翼をざっと描く

まず、「こんな感じに描きたいな~」と、描きたい感じの翼を描きました。

これは雰囲気の話なので、正しさとかを無視して本能のままに描きました(;´∀`)


2.翼のだいたいの骨格を描く

描きたい感じの翼の形が決まったので、それを元に、翼のだいたいの骨格を描きました。

中学か高校かの頃に、翼は肩甲骨あたりから生やすと美術部の顧問に教わったので、試みました。

この骨格を描くときに、先述の『天使の骨学』のページを参考にしました(*´ω`*)


3.肉をつける


先の『天使の骨学』のページと、ニワトリの手羽(手羽先、手羽元)の写真を元に、肉付けをしてみました。

天使の翼って、鳥の翼のようなものだと思っています。なので、手羽の写真がすごく参考になると思ったんです。

実際、手羽はしの部分はだいぶ参考になりました。『基本の翼』とか写真を見ると、羽がついた状態しかあまり見当たらなかったので。


4.風切り羽の大きさを決める

肉をつけ終わり、翼の基盤ができました(/・ω・)/

ここから羽を描いていって、翼らしくしようと思います。

やはり翼といえば、風切り羽ですよね! 羽ペンの部位です。

この部分をどのくらいの大きさを、①で本能のままに描いた翼を参考に決めてみました。

骨格以外の部分で、どちらかというと緑っぽい水色が肉の部分で、どちらかというと青っぽい水色が風切り羽のアタリです。

風切り羽の大きさは、好みだと思います。私は大きいほうが好きでした(*´ω`*)


5.下描き→線画

先述した『基本の翼』と、上から見た鷹の写真を参考にしつつ、翼の下描きをしました。

そして、線画を描きました(*´ω`*)

カラフルなのは、部位ごとに色を変えていたほうが、今どこを描いているのかがわかりやすいと思ったからです。

線画は、向かって右のほうだけを描いて、描いた線画を”コピペ→左右反転”によって左のほうをつくり、左端に移動しましたー。

天使の翼は、鳥の翼が左右同時に動く(気がする)のもあり、左右不一致だと気持ち悪いと思いました。

なので、下描き、線画、塗りは、すべて

    右側を描く→コピペ→左右反転→移動して左側にする→左側を微修正

を行いました。

使えるものは何でも使う。


裏側か見える部分の羽はこんな感じです。

『基本の翼』を見るかぎり、翼の峰のようにになっている部分の下側に羽の列、その下側に羽の列……となっているようだったので、そのように。


そして、(名目上)天使の背中側に回る部分を消しました。


6.塗る

ここから塗っていってみましたー

目標は、カラスのような濡れ羽色の、冷たい感じの翼です。(堕)天使の翼ってね。


①全体的にべた塗り

翼全体をべた塗りしました。

そしたら線画が見えにくくなったので、線画をグレーに変えてみました。

このべた塗りは後で使います。なのでいったん置いておきます。


②パーツごとにべた塗る

塗りやすくしたくて、パーツごとに塗り分けてみました。

上から、

    手前に折られている翼の広い部分(濃い青)

    風切り羽の上の小さい羽(少し濃い青)

    風切り羽(青)

    奥の峰になっているところ(濃い青緑)

    裏側が見えている部分(青緑)

と、それぞれレイヤー分けして塗りました。

このとき、上から2つ目のレイヤーは、その上に隠れている部分にはみ出すように広めに塗りました。

そしてこのあと、1個上の画像の色に全部変えました。


もともと、塗分けずに同じレイヤーで一気に影と光を入れようと思っていました。

けれど、それをやると、それぞれのパーツで塗りが干渉されてしまって……すごく面倒だったんです。

なので、パーツ分けをしてから塗ってみました。そうしたら、だいぶ塗りやすくなりました。


③奥のほうの羽の影を入れる

先に、奥のほうの羽に、不透明水彩ツールで影を入れてみました。

使ったのは、ベースの濃く暗い青と同色相の暗い色……つまり、黒です。

線画を基準にしつつ、羽の流れを優先して塗りました、線画は後で消したので問題ないです。


④手前のほうの羽の影とハイライトを入れる

の前に、一番上のレイヤーの形を、指先ツールを使って好みの形に変えてみました。

この部分もこう、風切り羽と同じようにギザギザのほうが格好いいと思いました。うん、好き。


風切り羽と、その上の小さめの風切り羽っぽい羽は、シュッと切れた感じにパッキリとした塗り方を目指しました。

ここにかっこよさが詰まっていると思います。

明るい部分は、ベースと同色相で、明度やや高め・彩度やや低めの色をスクリーンレイヤーに不透明水彩ツールで、

暗い部分は、黒を通常レイヤーに不透明水彩ツールで塗りました。


残りの部分、一番上のレイヤーは、どちらかというと、ふわっとした感じを目指しました。

明るい部分と暗い部分は、風切り羽と同じレイヤー構成で、同色・同ツールを用いました。


⑤線画を①と同じ色に変更→①に統合

最後に、翼の線画の色を変えて①に統合しました。

理由は、

  • 線画があってないような塗り方をした
  • 線画をたんに消去すると翼の輪郭がガタガタになる

の2つです。

最終的に消したくなった線画のレイヤーを、全体をべた塗りして下塗りのようにした①に統合した感じです。

すると、中のほうの線も処理できますし、線画で整っていた輪郭のツルッと感を残したままにもできるので、一石二鳥だと思っています。


⑥コピペ→左右反転→移動 で左側の翼をつくる

右側の翼ができた(/・ω・)/ので、これをコピペ・左右反転・移動によって、左側の翼にしました。

そしたら重なる部分ができたので、好きなほうを上側にして、中央にある空間を囲っている感じにしてみました。



個人的感想

自分で描いてみた感想としては、うまく描けたんじゃないかなと思います。

そして、楽しかった。楽しかった……

この状態で見ると明るいところがすごく地味ですが、背景を黒くしたいので、そうしたら明るい部分が目立つからこれでいいかな、と思います。

でも、配色はその人の好みだと思っています。なので、明るい部分は白でもよかったかもなーと、ちょっと思ったり。



この翼が入っているイラストの完成絵はこちら




以上です、お読みいただきありがとうございました!

それでは、またお会いしましょう(・ω・)ノシ


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