こんにちは、桜花玲那です。
自由帳に描いた絵を、その絵と印象があまり変わらないようにデジタルで描きたかったので、アナログで描いた絵をデジタルイラストの下絵にしようと思いました。
目次
描いた絵を写真に撮る or スキャンする
まず、自由帳に描いた絵を写真に撮ってみました。
このときの目的は、「アナログで描いた絵を、デジタルで描くデバイスの中に入れる」ことでした。
私はWindowsの CLIP STUDIO PAINT で描きたかったので、スマホで写真を撮り、パソコンにその写真を移しました。
スキャナが近くにある方は、スキャンすると直接パソコンに取り込めるので、そっちの方が便利かもしれません。
画像を読み込む
下描きにしたい画像の読み込みは、CLIP STUDIO SUPPORTにあったFAQ『画像の読み込み方法を教えてください』を参考にやってみましたー。
1.上のメニューバーの『ファイル(F)』から、『読み込み(I)』≫『画像(I)』と選択
2.読み込みたい画像を選択
すると、下描きにしたい画像が読み込まれました。
画像は、元の大きさのまま読み込まれるみたいです。
下描きにする
ここから、読み込んだ画像を、イラストの下描きにしていってみました。
1と2と3は順不同です( ´∀`)bグッ!
1.合成モードを通常から輝度に変換
読み込んだ画像は、全体的に黄色っぽくて、このままだとちょっと使いにくいな……と思いました。なんというか、目がシパシパするというか……
そこで、グレースケールに変換して白黒画像したら使いやすくなりそうだと考え、読み込んだ画像の合成モードを『通常』から『輝度』に変換してみました。
合成モードを変更できるボタンは、レイヤー一覧の上にありました。
ここを押して、合成モード『輝度』を選択したら、グレースケールになってくれました。
色がなくなって、シパシパ加減が軽減されて、さらに線とそうでない部分のコントラストもはっきりしたように見えるようになって、使いやすくなったように感じます。
輝度は、「ある方向から見た、ものの輝きの強さ」(永田泰弘・三ッ塚由貴子『よくわかる色彩の科学(図解雑学シリーズ)』,ナツメ社,2008年,p166 より引用)だそうです。※リンクはAmazon
なので、カラー画像を輝度に変換したら、色的に眩しいところは白に近く、暗いところは黒に近くなっている、グレースケール(彩度0)の画像になるのですね。ふむ。
2.サイズ変更 & 変形して描きたいものに近づける
1のままだと、描きたいものに対してすこし小さいな、と思いました。なので、目的に合った大きさに拡大してみました。
そして、読み込んだ画像のままだと、理想よりも少し顔が小さい……。別にそのままでもよかったのですが、せっかくなら描きやすいようにしたかったので、顔の大きさを描きたい頭身に合うように大きくしてみました。
左のほうが白いのは、配置換えを繰り返した末に、キャンバス外に消えてしまったからです。呼び戻すこともできたのですけれど、あまり問題ないので続行しました。
3.不透明度を下げる
3は、暗い部分がはっきりとしているので、ここからディティールを詰めていったりペン入れしたりしていくのには黒が濃く、ちょっと使いにくいと感じました。
なので、最後に、不透明度を下げてみました。
これで、読み込んだ画像を下描きにできました!(/・ω・)/
やってみて
自由帳にシャーペンで描いたらくがきを、どうしてもデジタルでしっかり仕上げたい……!
ということで、自由帳に描いたものを写真に撮って、下描きとして読み込んでみました。
そうしたら、アナログで「うん、こうだな」と描いたものと、構図・ポーズともにあまり変わらない絵が描けました(/・ω・)/
描いているものを見ながら描いていると「な、なんかちがう」となってしまうことがあったりするので、とても便利だと感じました。
以上です、お読みいただきありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう(・ω・)ノシ
描いたベリーダンサーのイラストはこちら
Pixiv、およびTwitterの固定ツイートにて、今までに描いたイラストをまとめてあります。
よろしければそちらもお願いしますm(_ _)m
Pixiv→https://www.pixiv.net/users/34388997 (2018年9月〜)
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